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年齢別に考えられたドックフード

人間の食事も新生児のミルクのみから離乳食を経て、成長期から成人そして晩年と、摂取が必要な栄養素のバランスや分量が異なるのと同様、ドッグフードも犬の年齢別に考えるべきなのです。
ここではそれぞれの時期、どのようなドッグフードが適しているのかを確認して行きたいとおもいます。

まずは「仔犬」に与える場合、成長期にはタンパク質、カルシウムなど十分な栄養素の摂取が不可欠ですが、身体が小さいが故に1度に食する事が出来る量は限られて来ます。
このため高カロリー設定のドッグフードが適していると言えます。

次に急成長が止まる1歳から5歳ぐらいの「成犬」には、各々犬の種類に適した栄養素を配合したドッグフードを与えましょう。
体型や体格によって食する分量も異なって来ますので、大型犬に小型犬用のドッグフードを与えたりすると必要な栄養素をバランス良く摂取出来ません。

遂に「高齢犬」に対してですが、人間同様年齢を重ねると日々の運動量が減少しますので、それまで同様のカロリーを与えてしまうと肥満や消化器系に負担を与える懸念が生じます。
カロリーを抑えた高齢犬向きのドッグフードを与えるのがベストです。
ちなみに犬によって高齢犬特有の傾向が目に付き始める時期は異なりますが、5歳ぐらいを過ぎてその兆候が確認出来たのであれば、高齢犬用にチェンジすると良いでしょう。
また成犬でも便が緩い場合、消化器系が弱い可能性が想定されますので、カロリーを抑え目の食事に切り替えてあげてください。

最後に「肥満犬」ですが、食物繊維を多く含み脂肪分を抑えた低カロリーのドッグフードが市販されていますので、これを与えましょう。
また獣医のアドバイスに従ってこちらを用いている場合は分量をキチンと守る事が重要です。

このように犬が一生を通じて食する食事の内容やその時々で必要とする栄養素が異なるのは、私達と共通しているのです。
犬達は言葉で自身の体調や希望を私達に伝える事が出来ないからこそ、しっかりと体調を見極め、人間側で食事を選択してコントロールしてあげなければなりません。
大切な家族の一員として毎日を一緒に過ごしてくれる愛犬達への感謝を私達は「年齢別に適したドッグフードを与える」という行為を続ける事で、伝えてあげるべきなのです。

今日数多くの商品が店頭に並び、あるいはオンラインショッピングでも流通しています。
これまでノーマークだった方々にはぜひ、この機会にご自身が現在与えておられるドッグフードを再確認いただきたいと思います。

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