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犬が一日に食べる量を把握しよう

飼い主の方々の中には、愛犬が喜ぶからと安易に通常の食事以外におやつを与え過ぎ、結果肥満や消化器系に過度な負担を与えてしまう方が多数見られる事は皆さんもご存知の残念な現状です。
そして反対に、肥満防止に過度に神経質になるあまり、ドッグフードのカロリーを調整するために必要以下の食事しか与えない飼い主も見られ、これも愛犬達にとっては「可哀想」だけでは済まされない深刻な状況です。
こうした誤った育て方を回避する意味でも、私達飼い主側は自分達の愛犬が1日に食べる適量をしっかり把握しておかねばならないのです。

これは日本の愛犬家に共通して見られる傾向なのですが、獣医から体重を落とす様に指導を受けた事から、単純に与えるドッグフードの「量だけ」を減らす事で対処する飼い主が目立っています。
せっかく食事自体の栄養素のバランスが取れているにも関わらず、犬達が必要とする分量に届いていない状況では結果、栄養不足を体内で招いてしまう事に繋がってしまうのです。
栄養不足で外観のシェイプが痩せた事を「ダイエット成功」と誤って判断してしまうなど愚の骨頂であり、実際には内臓機能や抵抗力が弱ってしまっている事が殆どなのです。

必要適正量を摂取出来ず、カロリー不足となった犬達は上記の通り内臓各機能の働きが鈍化するばかりでなく、いろいろな疾患を発症するリスクが高い体調と化してしまいます。
私達人間が不自然な素人判断のダイエットで結果体調を悪化させる事例は皆さんもご存知の通りですし、それは犬達も同じである事を忘れてはなりません。
其処で必要となるのが、愛犬が必要とする1日の摂取分量の算出作業ですが、犬の種類、年齢、性別、体格などさまざまなデータを元に導き出す事となりますので、正直簡単ではありません。

具体的な算出方法や注意点などはインターネット検索で詳しい情報を得る事が出来ますので、面倒がらずにこの機会に正確な情報を入手の上、皆さん各自で確認していただきたいと思います。
どうしても独力で数値を導き出す事が出来なければ、獣医など専門家のアドバイスを仰ぐ事も大切です。
幸い今日は多種多様なドッグフードが市販されており、大抵の愛犬にベストマッチな食事構成を手元で整える事が可能な環境となっています。

私達人間同様、犬達にもいわゆる「生活環境病」と表現出来る体調不良が目に付く時代であるのも事実です。
愛犬達は自身が食べる量をコントロールする事が出来ませんし、体調不良を言葉で飼い主である皆さんに伝える術も持ち合わせていません。
こうしたリスクを未然に防ぎ、長期的に健康な毎日を過ごさせてあげる為にも、皆さんの愛犬が1日に食するべき分量をしっかりチェックしてあげて欲しいと思います。

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