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ドッグフードも天然由来成分で安心

化粧品などのジャンルでは比較的よく目や耳にする「天然由来成分で安心」なる文言ですが、これは愛犬の食べ物に於いても言われている事だと皆さんはご存知だったでしょうか?
ちなみにこの天然由来成分ですが、化粧品、医薬品、食品などが含んでいる成分の特徴の総称であり、玩具、洗剤、塗料などにもこの成分を用いた製品が多数見られています。
読んで字の如く、天然から由来する成分ですから人体を始めさまざまな生物に基本無害という大きなメリットを有しています。

但しあくまで「無害だから安心」という事であり、「天然だからあらゆる効果を有する」とは限らない点は誤解混同してはならない点として、ここで念押ししておきたいと思います。
無害であれば赤ちゃんからお年寄りにまで安心して与える事が出来るのも大きなメリットです。
これらを踏まえ、愛犬のドッグフードと天然由来成分を検証して行くと、以下の事が言えるのです。

ドッグフードに限らず今日市場に流通する多くの食料品は添加物のオンパレードである点は、残念ですが動かし難い現実です。
人工栽培、人工飼育された動植物が食材のベースであり、養殖とは謳っていない魚介類も実際には果てしなく人工的な手法で採取され、運搬時の冷凍加工もいわば人工的加手と解釈出来ます。
こうした作為的な行程を避けた天然由来成分が生命体にとって最も自然に安全かつ優しい事は、少し話が大きく堅くなりますが、地球が生命を育んで来た歴史から見ても整合性が見られます。

今日「天然由来成分」の6文字は、多くのジャンルの商品のいわば「セールス上のキーワード」として多用されている感が否定出来ません。
言葉巧みな文章文脈で、読み手が「天然由来成分だから安心」を「天然由来成分だからこの商品は優れている」「効果抜群なのは天然由来成分だから」と取り違える事を煽る傾向も否定出来ません。
皆さんの愛犬が日々食するドッグフード製品に関しても、この状況が見られるのも事実です。
少なくとも「害が無い」事は大きなメリットですが、無条件に「これさえ与えていれば健康維持出来る」「これで肥満防止になる」といった間違った期待感を与える側の人間が抱いてはなりません。

あくまでもその食品製品の成分が愛犬にマッチしているのかを見極め、適量をキチンと与えつづけてあげる事こそが最優先課題です。
「天然由来成分」はあくまで「安心して与える事が出来る根拠のひとつ」だと冷静に受け止めておきましょう。
勿論、数々の人工的添加物や人工的な飼育栽培が為された食材と比較して、その安心度純度が高い事は確かな事実ですから、全く意味が無い訳ではなく、語彙の正しい理解が大切です。

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